40代、同僚に「背中デカくなったね」と言われた日

記録文責 公開 最終更新

このサイトを始めるまでの記録です。なぜここまで調べてから買うのか、その理由が全部ここにあります。

きっかけは、鏡でも写真でもありませんでした。

言われた一言

40代に入って、体重が落ちなくなってきたころです。同僚に、こう言われました。

「なんか背中デカくなったね」

責められたわけでも、心配されたわけでもありません。ただの世間話です。その場では笑って流しました。

ただ、背中は自分では見えません。毎朝、鏡の前で正面から確認して、問題ないと思って家を出ていました。その正面の自分と、他人がふだん見ている後ろからの自分が、いつのまにか別物になっていた。それを、他人の口から聞かされたことになります。

自分が思っていた自分と、どれくらいズレていたか

大学のころから、体重が20kg増えています。 服のMは、もう着られません。

20kgと書くと、どこかで一気に増えたように見えますが、実際は違います。大学からいままでで20年ほどあるので、1年あたり1kgです。 1年で1kgなら、去年の自分と今年の自分を比べても、何も分かりません。鏡を見ても分かりません。毎年「まだ大丈夫」で通過できてしまいます。

服のサイズも同じでした。Mが入らなくなったとき、私がやったのはLを買うことです。サイズを上げて買い替えれば、その日は解決します。買い替えられるかぎり、数字と向き合わずに済んでしまう。 20年かけてそれを繰り返した結果が、いまの20kgです。

ズレは、ある日できたものではなく、20年かけて1kgずつ積んだものでした。

そのとき何もしなかった理由

ここが一番、格好悪いところです。

私が選んだのは、デブキャラを甘んじて受け入れることでした。体型をどうにかするのではなく、そういう扱いをされる自分のほうを受け入れる。そのほうが楽だからです。

まったく何もしなかったわけではありません。たまに筋トレに行き、申し訳程度にランニングをする。ただ、続かないので体重は変わりません。残るのは「何もしていないわけではない」という言い訳だけです。

引っかかっていたものは、3つありました。

1つ目は時間です。 仕事と子育てで、自分に使う時間がそもそも取れませんでした。見た目に手をつけるというのは、休日をまるごと使う話ではなく、日々の細切れの時間をどこから捻出するかという話です。その細切れが、どこにもありませんでした。

2つ目は、食べることと飲むことが、ストレスの逃し方になっていたことです。 ここを減らすというのは、体重を減らす前に、自分に残っている数少ないストレス解消をひとつ取り上げるという意味でした。代わりを用意しないまま「やめる」とだけ決めても、続くわけがありません。実際、続きませんでした。

そして3つ目。これが一番大きかったと思っています。モテたいという気持ちが、だんだん薄れていったことです。

家庭があり、職場での立場も決まっている。誰かに良く見られる必要が、生活のどこにも残っていない。見た目を整える動機が、生活の側から供給されなくなったということです。

「まずい」と思っても動かなかったのは、意志が弱いからではありませんでした。動く理由のほうが先に消えていました。

それでも動くと決めて、次にぶつかったもの

一言を言われて、さすがにまずいと思いました。動く理由が生活から供給されないなら、自分で作るしかない。そう決めました。

そして、次の壁にぶつかりました。私は、ケチです。

見栄を張って高いものを買う性格ではありません。むしろ逆で、損をするのが嫌でたまらない。 3,000円のシャンプーを買うのに、レビューを1時間読んでも決められない。買ったあとで「これ、自分には合わなかったな」となるのが、金額そのものより嫌なのです。

見た目にかける金は、そこが特にきついと思っています。食事なら、まずくても食べ終われば終わりです。でもシャンプーは、合わなくても400mLが残ります。育毛剤は数ヶ月使わないと判断できません。失敗しても取り返せないし、失敗したことに気づくまでに時間がかかる。

星4.3は、誰にとっての4.3なのか

調べているうちに、引っかかったことがあります。

星の数の平均が、まったく参考にならないのです。

ある育毛シャンプーが星4.3だとします。でもレビューを開くと、書いてある内容がばらばらでした。かゆみが治まったと喜んでいる人、逆に数日で痒くなったと怒っている人、香りが最高だという人、香りがきつすぎるという人。それを全部混ぜて割ったのが4.3です。

私が知りたいのは、4.3という数字ではありません。「私と同じ悩みを持っている人が、この商品をどう評価したか」です。それは平均値のどこにも書いてありません。

しかも、レビューは低評価のほうに本当のことが書いてありました。星5の「いい香り!」は10件読んでも何も分かりませんが、星3の「香りと泡立ちは良いが、数日で頭が痒くなった」は1件で判断材料になります。

だから、分解することにした

ケチで、損をしたくない。だからレビューを読む。でも読むだけでは決められない。

そこで、こうすることにしました。1つの商品につきレビューを20〜30件読んで、「どの悩みを持っている人が満足し、どの悩みを持っている人が不満だったか」に仕分けて記録する。

かゆみに向くか、べたつきに向くか、値段は続けられるか、家族と共用できるか。悩みごとに、向く・向かないを点数で残していきます。一度読んだ商品は二度読まなくていいように、全部データとして残しています。

実際にそうやって書いたのが、頭皮のべたつきで選ぶ3本やコスパで選ぶ3本です。同じ3商品でも、悩みが変われば順位が入れ替わります。書けるだけ書いたものは頭皮ケアに並べています。

材料が足りないときは、足りないと書きます。フケについて調べた記事は、301件読んでフケに触れていたのが6件しかなかったので、「この3本では選べない」で終わっています。

そして、納得できたものは買います。 調べるのは買わないためではありません。損をしないで買うためです。 買ったら、使ってどうだったかもこのサイトに書きます。調べた予想が当たったのか、外れたのか。そこまで書いて、やっと一周だと思っています。

このサイトには、だから2種類の記事があります。

  • 調べた記事 … レビューを読み込んで悩み別に仕分けたもの。使っていない商品は、使っていないと明記します
  • 買って使った記事 … 実際に金を払って、使ってみた結果

どちらなのかは、記事の先頭に必ず表示しています。混ぜません。

開始時点の記録

調べる前に、いまの状態を残しておきます。後から撮り直せないので、比較の基準になるのは今日の写真だけです。

撮ったものは、生え際とつむじ(真上から。毎月同じ角度で撮ります)、横顔のフェイスライン、眉、服を着たままの全身のシルエット、そして背中。この記事の発端が背中なので、正面より優先しました。体重と体脂肪率も控えてあります。

顔は出しません。 部分だけを、同じ角度で撮り続けます。ここに並べるのは、変化を比べられる状態になってからにします。今日ここに写真がないのは、比べる相手がまだ1枚もないからです。

すでに着手しているもの

調べる前から動かしているものが2つあります。市販の発毛剤(リアップX5)と、月額制のジム(エニタイムフィットネス)です。

どちらも結果が出るまでに時間がかかります。だから記録を取り始めるのが先か後かで、あとから読み返したときの価値が変わります。この記事を0日目にするのは、そのためです。

この2つについては、私が実際に金を払って使っているので、「買って使った記事」のほうで書きます。